下の子が3才のクリスマスプレゼントにシルバニアファミリーをプレゼントしたので、プレイテーブルを作ってみました。
ちなみにプレゼントに購入したお家は”シルバニアファミリーの赤い屋根の大きなお家”です。
僕は日曜大工的な作業は得意なんで木材から作ってみました。どんなプレイテーブルを作ったのか大きさや手順、ちょっとしたコツなどを記録として残しておこうと思います。
自作したプレイテーブルの幅と奥行の大きさは約90cm、高さ45cmにしました!
シルバニアの赤い屋根の大きなお家の横幅は最大で約60cmにもなるので、遊び用の机の奥行きと横幅は91cmにしました。このサイズにしたのは他にもわけがあり、ツーバーフォー材の長さが1m84cmくらいあるので、長いところで約半分のサイズに作れば無駄がないことも理由の一つなんです。
幅や奥行きが90cmあると写真のようにシルバニアのお家を広げてもまだスペースが有り、子供も喜んであそんでくれます。
使った材料は安価なツーバーフォー材
ホームセンターへ材料を見に行ったのですが、はじめは少し高いですが無垢材などを見ていたんですが、頭の中の図面で材料を拾ってみたところどう考えても買ったほうが安く作れるんですよね。
結局選んだのはツーバーフォーの材料で、やはり1本あたりの値段が安いのが魅力!
しっかりとしたものを作ろうと思ったら2~3万円もかかってしまうので、安価な材料で作れないなら買ってしまったほうがコストはかかりません。それに高価な材料を使って失敗するのも怖いですからね。
遊ぶためのプレイテーブルの作り方(準備編)
今回は電動丸ノコや定規を使いますので、キックバックなどによる怪我には十分注意して行っています。
作業をはじめる前に丸のこのチェック
電気丸ノコは刃の直角が出ていないとまっすぐに切ることができません。ですからスコヤや直角定規などでチップソーの直角を見ていきます。
写真のようにベースプレートとチップソーが直角になるように丸のこを調整します。
調整するには丸ノコの前後についている角度調整部分のネジを緩めることで出来るようになっています。造作丸ノコやリフォーム丸ノコだと、角度0度以下へ調整できるものもあるので、メモリに頼るのではなく直角定規で調整するようにしてください。
丸ノコの刃の出具合の再確認
参考画像だと少し足りないですが、ノコ刃のチップがベースプレートから木材の反対側へ出るくらいに調整して切るのが正解です。出しすぎるとキックバックの危険性もありますし、切り口が汚くなりますから切る材料が変わるたびに調整し直して切るようにしてください。
フリーアングル定規の直角出しも忘れずに!
丸ノコの直角だしと同じように、フリーアングルの直角出しもしっかりとやっておいてください。目盛りだけで調整してもいいのですが、太い材料を切る場合には精度が足らないのでスコヤや留め型などで合わせるようにしてください。
遊ぶためのプレイテーブルの作り方(制作イメージ編)
それでは制作編に入りますが、はっきりいって作るのにも苦労するので、手間を考えると今回の制作方法なら買ったほうが安いかもですw
作るのに使用した材料
使用したのはツーバイ材とコンパネ(正確には合板)と75mmの角材、タイルカーペットです。
- 1×4 6F(約89×19×1820mm)を2本
- 1×3 6F(約64×19×1820mm)を2本
- 75×75×1820mmを1本
- 半切りの合板(910×910×12mm)を1枚
- 450×450mmのタイルカーペットを4枚
ワンバイ材を2種類準備したのは、表側からビスを打ちたくなかったのが1番の要因です。写真のように2重にして内側からビス止めすると、幕板の要領で表側にはビス穴も出来ないし、段差の内側に板を乗せれば天板のはじに段差が少しできるのでおもちゃが落ちづらいメリットもあります。
幅の違う2種類の木材で段差を作る
幅が狭い方の木材にテーブルの脚と天板を乗せ、その外周に幅が広い木材を飾り付けるイメージです。こうすることで表から見たらビス穴がなくきれいに見えるし、子供が触っても引っかかることがないので怪我もしづらいのがポイントとなります。
上の写真に天板を乗せると下の写真のようになり、あとはタイルカーペットをカットして乗せれば完成します。
写真のように段差の低い方へ合板を合わせて切り、はめ込んだらタイルカーペットを敷き詰めるだけで素敵なプレイテーブルが作れちゃうんです。
遊ぶためのプレイテーブルの作り方(木材カット編)
それでは木材の寸法を決めていきたいと思います。
難しく考えたくなかったので、井桁に組むことにして2パターンのカット寸法にしました。テーブルの外寸を910mmと決め、一番長い木材の寸法を最初に決めました。
テーブルのフレームになるワンバイ材はそれぞれの長さのものを2本づつ切り出します。
- 1×4 6F(約89×19×1820mm)を2本→長さ910mmと872mm
- 1×3 6F(約64×19×1820mm)を2本→長さ872mmと834mm
- 75×75×1820mmを1本→450mmを4本とる
- 半切りの合板(910×910×12mm)を1枚→1辺が872mmになるように切る
- 450×450mmのタイルカーペットを4枚→最後に現物合わせでカットする
一応計算上は図面なしでも上記の寸法で良いのですが、内側の部材などがキツイ場合には短い方を1~2mm程度短くするとうまくいきます。
遊ぶためのプレイテーブルの作り方(組み立て編)
まずは枠組み(内側)の組み立て
まずはテーブルの下地になるロの字の部材を組み立てていきます。1×3の木材を井桁にビスで組み付けますが、この時に木材が割れやすくなってしまうので、ビスをねじ込む場所へ下穴を開けておくと失敗しないで済みます。
同じように外側にくる大きい方の枠も作っておきます。
関連ページ:キレイにネジ止めするコツ
テーブルの脚を作る
写真は完成予定の画像となります。75×75の木材の片側を写真のように加工していきます。
加工寸法は切り込みが19mm×64mmとなるようにメジャー(コンベックス)などで長さを測り差し金や止め型などで直角の線を入れておきます。線はノコギリで切るための目標なので、しっかりと書き込んでくださいね。
線を引いたら丸ノコで写真のように細かく切り込みを入れていきます。この時にノコ刃の出(切り込み深さ)を19mmにしておくとらくだと思います。
切り込みを入れた部分をハンマーなどで横から叩くと写真のように取れてきます。
最後に鑿(のみ)で平らにすれば完成です。
テーブルの脚と外枠を組み付ける
写真のように切り欠いた部分と最初に作成した小さい枠を乗せ、枠の外側からビスで締め付けていきます。
脚を組み上げたら外側に取り付ける枠を四角く組み、その後かぶせたら内側から短いビスで留めていきます。この時のビスの長さは15mm程度の短いものを使用して留めることで外側まで貫通しないようにします。
最後に合板をはめて完成です
完成したらタイルカーペットを乗せてから寸法を測ってカットして敷き詰めればプレイテーブルが作れてしまいます。
このようにシルバニアファミリーの大きい家を広げてもまだ余裕があります。
計算上はテーブルの端の段差がもう少しあるはずなんですが、これが遊びの部分でだいたい思い通りにはいかないのが日曜大工の醍醐味ですねww
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