束石などを埋めるための穴掘りは、めちゃくちゃ疲れますよね。深くなればなるほど穴が巨大化するので、少しでも直径を少なくするべく、土木のプロも使うダブルスコップの使い方を紹介します。
ホームセンターにもあると思うので、農機小屋や物置のDIYを考えているなら、参考にしてください。
束石の穴掘りにはダブルスコップが最適解
物置や小屋のDIYに欠かせないのが束石基礎のそんざい。
束石を埋める穴掘りには、ふつうスコップを使いますが、穴を深くしようとすると直径がどんどん広がってしまう。
ほんとうなら束石が収まる程度のサイズで十分なんですよね...
そこでおすすめしたいのが、先っぽが二股になっているダブルスコップなんです。正式には複式ショベルというようですが...
ダブルスコップを使えば穴掘りが楽になるので、仕事で穴掘りする人にもおすすめできる。
意外と土木のプロでも知らない人がいたりするのがダブルスコップである。
ダブルスコップとは
ダブルスコップというのは、支点でクロスした棒の先にスコップがついたスコップで、狭い穴に突っ込み土を挟んで取り出せる道具なんです。
ふつうに生活していたら絶対に使わない道具ですが、あると無いとでは大違いで、一度使えば人に教えたくなるほど便利だったり。
ダブルスコップは大きく分けて2種類あり、ふつうの深さ用と深穴用とがある。深穴用を使うと小径穴で1.5mも掘ることができるので、掘削作業の省力化という意味では、これに替わるものは無いと断言できます。
頑張れば素人のDIYで深さ1m以上の現場造成杭が作れるかも!?!!
ダブルスコップの使いみち
ダブルスコップは穴掘りに使う道具ですが、どういった場面で活躍するのでしょう。
少し深堀りしてみようかと思います。
スコップだけに。(笑)
ダブルスコップの有効径は15cm前後なので、上手に使うと30cmほどの径で深さ50cmは余裕で掘ることができる。
とにかく狭く深く掘りたいときに威力を発揮するので、上記以外にも便利な使い方があると思います。
フェンスの支柱や束石を埋めようと掘りはじめると、ひとつ掘るだけで結構な量の土が出てしまいますよね。ダブルスコップを使うことで、排出される土の量はひと目で減っていることがわかるほど。
無くてもなんとかなるが、あれば便利。
ダブルスコップとはそんな道具なんです。
現にぼくは以前使ったときから数年立っていますからねwww
ダブルスコップの使い方
ダブルスコップは棒をクロスさせたような形状で、一見すると使い方が謎だったりするんですよね。
かんたんに説明すると棒を並行な状態で自重落下させ、棒を開いて持ち上げるだけ。コレで時間がかかっていた穴掘りも時短できる。
スコップで目安となる場所を掘る
まずはダブルスコップではなく、普通のスコップを使い目的の場所に穴を掘ります。
少しだけ。
なぜ普通のスコップで掘り始めるのかというと、ダブルスコップの苦手分野である根切りをしたいから。
ダブルスコップの場合は、掘った土を挟んで掴むために、雑草の根があると掘りづらいんですよ。
あらかじめスコップで根切りしつつ、目的のサイズに掘っておくことで、ダブルスコップが使いやすくなるということ。
また、石が多い場合などもスコップでほぐしてから、ダブルスコップで土を取り出すという使い方もできる。
ダブルスコップを使った掘り方
ダブルスコップの柄を内側ポジションにし、自重で自然落下させるか、力を込めて土に突き刺す。
次にダブルスコップの柄を開き、土を挟み込みます。
ダブルスコップが土を掴んだら穴から引っ張り出し、振り子のように振りつつ柄を閉じる。この動作をすることで、土を穴の横にサッと捨てることができます。
大きめの石などが埋まっていた場合には、ダブルスコップで掘り進めるのは難しいので、普通のスコップなどでコジッて露出させましょう。
手で取り出してもいいですし、ダブルスコップで挟めるサイズであれば、ダブルスコップに持ち替えて取り出すこともできます。
深い穴も楽に掘れる
穴が深くなるほど横にも広がってしまいますが、ダブルスコップを使うことで比較的らくに掘り進めることができます。
450mmの束石もすっぽり入ってしまうほどの穴を15分くらいで掘り終えることも。
用途は限られますが、こんな道具もあるんだなと頭の片隅にでも置いておいてください。きっと何かのときに役立つ知識になるはず!
ダブルスコップのまとめ
ダブルスコップを使用する場面は少ないですが、コンパクトに掘りたい場合には、最適な道具といえます。
細長く土を掘りたい場合には、ぜひともダブルスコップをつかってみてくださ。
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