タウンエースを買うに当たり比較検討した車たち【さよならジムニー】

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普段使いしているJA11ジムニーですが、狭い汚い2ドア後部座席のシートベルト無しのフルコンボで、パートナーから使用停止命令が出てしまった…本当は乗り続けたいけど、ボディが錆びてきているので、直さないと乗り続けるのは厳しいかも。

そこで乗り換え案が浮上したのだが、パートナー的には『軽自動車並の維持費』と『10年程度壊れない車』という条件が突きつけられた。

特に厳しいのが軽自動車並の維持費で、普通乗用車は5ナンバー枠でも絶望的という…(泣)パートナーいわく「軽自動車以外みとめられない」そうで、ジムニー以外の軽に乗りたくない僕としては、なんとかして車のサイズアップをはかりたい。

そこで、現行車もしくは高年式のくるまで、かつ維持費が安いくるまということで、4ナンバーを検討したく比較していく。実際には軽ボックスも検討はしているが、最終的にはトヨタのタウンエースに決まりました。本当はハイエースがいいけど車両本体価格も加味するとタウンエースのやすさが際立った結果となった。

ハイエースを選ばなかったのは、おもに車両価格がネックです…

最初に検討したのは軽ボックス

手始めに調べたのは奥様の要望通り軽自動車を検討していた。(不満げに)

最近の車はOEM供給の関係で、スバル・サンバー系とスズキ・エブリー系に分かれているが、唯一ホンダのみがNバンという独自車両を展開している。

個人的には軽ボックスは細身過ぎてバランスが悪く、ノッポさん的なイメージを抱いている。Nバンと軽ボックスを比べると、Nバンは軽4ナンバーでいさぎよいが、軽ボックスは5ナンバーもあり乗用的にも使えるのが魅力。

僕の条件としては、ある程度の大柄ボディと、長物を積みたいという希望がある。DIYしてると最低でも6尺(1820mm)のツーバイ材が運べると便利。できれば9尺(2730mm)いけるとありがたい。

Nバンの室内長さと使い勝手などを検討してみる

Nバンは軽4ナンバーということで、積載量に(不満はあるが)フルサイズボックスに近い荷室を確保している。それでいて乗用車ぽい乗車ポジションなので、運転にかんしては軽ボックスよりも楽だと感じた。

だがしかしなのだ。

運転席以外のシートはペラペラで、とてもじゃないがスキー場までの長距離を搭乗者が我慢できるようなものではない。ふつうの車は助手席だけでもそれなりのシートが入っているものだが、Nバンにかんしては助手席すらペラシートで、完全にお一人様仕様の車といえる。

シートアレンジに関しては不満はなく、助手席まで利用して長物を積載可能となっている。

長物といっても軽自動車なので、2600mmくらいまでしか積めません。さすがに9尺は軽自動車にはかわいそうな長さと言えるかと。

Nバンにして最大のウィークポイントは価格でしょうね。ライバルとなる軽ボックス系の車両なら贅沢しなければ120万~となるところが、Nバンだと140万~な価格的デメリットがある。しかし、Nバンはこのクラスで孤高の存在であるから、他の車種と単純比較するのは可愛そうな気もする。

Nバンには『+STYLE FUN』というグレードがあるが、僕が見積もりしてもらったら、少しオプションをつけただけでも、乗り出し価格が210万を超えてくる。(ターボ車)

たしかに車としてはかわいくて好みなのだが、軽自動車に200万オーバーはちと厳しいと思う。

室内は軽ボックスよりも狭く、タントなどよりは広いので乗用車のような乗車姿勢で、大きな荷物も積みたいかたにはいいのかも。僕はパートナーに価格面で却下されたので、軽4ナンバーに200万以上出せる(+STYLE FUNターボの場合)なら選択肢としてはありだけど、貨物としては中途半端なイメージがある。

サンバーやエブリィも検討していた

サンバーやエブリィはOEM供給で他社に提供しているので、大本のサンバー&エブリィで比較検討してみた。

このクラスだと5ナンバー(乗用車)と4ナンバー(貨物車)がラインナップされていて、商用車を選択すれば本体価格が120万くらいとなり、新車という条件をつければ格安で買えるトランポ(キャンピングにも)になる。4ナンバーの華奢なシートがいやならば、価格は高くなるが5ナンバーなので、Nバンよりも遥かに座り心地のいいシートを選択することもできる。

それでいて価格は+STYLE FUNよりも安いのだから、軽バンの形が嫌じゃないならNバンよりも快適度は上になる。

ホンダにも『アクティ』という軽バンがあったが、現在は新車で購入できないので、ホンダの軽ボックスタイプのバンがいいならNバンしか選択肢がないということになる。

軽ボックスのいいところは、車内が軽史上最高に広いところでしょうね。タントなども広く感じますが、車の前にエンジンが無いだけでこんなに広いのかと思うくらいには広いです。駐車スペースの問題で軽以外選択肢がない、だけど大きい車がいい、といった場合には軽ボックスを選ぶ方法もある。

お仕事車のイメージが強い軽ボックスカーですが、乗用車もあることから地味に人気がある車種になっている。フィットやフリードなどの小型な普通乗用車よりも荷物が積めるので、ちょっとした買い物以外でも大活躍間違いなし。

それでも僕が買うなら4ナンバーの商用車ベースで購入していたと思う。

軽自動車の税金にも注意が必要

平成27年4月以降に販売されている車という、新税率で掲載していきます。旧税率車であれば安くなりますが、軽なのに中古とか僕は受け付けませんw経に乗るなら最低でも新車以上じゃないと無理w

ちなみにJA11ジムニーは30年まえの車なので、軽貨物ナンバーだけど自動車税は6,000円でした。

  • 自家用軽乗用 10,800円(5ナンバー)
  • 自家用軽貨物 5,000円(4ナンバー)
  • タウエース(S402)14,300円(4ナンバー)

重量税はエコカーであれば減税されているので、免除の場合もある。通常は年額3,300円なので、車検時に支払う重量税は6,600円となっています。税金の区分は難しく、検索していてもまちまちなのは、随時法改正され税額も変わっているから。ちなみにタウンエースは車両総重量2,500kg以下なので、9,900円の重量税になる。

乗用軽自動車とタウンエースの税金を比較すると、2年間で約2万円と差額はそれほど大きくないのがわかります。普通乗用車との比較だと、同クラスのヴォクシーのケースでは、2年間で5万円ほどの差額となる。

最新の税額は都度調べるべきだが、大まかな金額の参考として見てほしい。

タウンエースと軽乗用車の税金や快適度を比較

軽貨物は税金も安すぎるので、ここでは乗用軽自動車と比較してみたいと思います。おもに税金や荷室の広さ、運転のしやすさなど主観も入りますが、比較検討しているかたの参考になるかと。

軽自動車との税金比較

  • 自動車税の差額は3,500円
  • 重量税の差額は6,600円

この差額は埋められない差ですが、車内の快適さを考えると妥当なところかもしれません。小型貨物の4ナンバー車は、軽自動車以上で普通乗用車以下の維持費となるので、維持費は安めだけど車内の快適性は上がります。7人乗りの車が必要無いなら、小型貨物を自家用にするのは、僕的に激しくおすすめできるといえる。

キャンプや重量物、長物を運ぶのにも便利ですし。

荷室や乗車定員

荷室は後部座席をたたんだ状態で1.8m程度と変わらないが、やはり車両幅が20cm違うことによる荷室幅の違い、運転席と助手席の快適度が大きく変わる。乗車定員に関しても軽の4人乗り対タウンエースの5人乗りを比較すると、定員1名分の余裕は代えがたいものがある。

タウンエースの場合は、ハイエースよりもかなり小型だが、そのぶん取り回しがしやすく女性でも運転が楽になる。ベースが普通車なので、軽バンより室内幅があるので数値以上の開放感がある。

タウンエースはマイナー車に分類されるが、荷室にベッドを組んでしまえば、後部座席をたたんだ状態で長さ2m幅1.4mもの荷室を確保できる。ここも大きなポイントですね。ちなみにハイエースだと後部座席をたたむだけで2.5mもの広大な荷室を確保できます。

ハイエース圧倒的すぎですねw

車両価格

僕がタウンエースに決めた(決めさせられた)最大の理由が車両本体価格なので、10万キロ超えでも問題ないと考えられるなら、年式のできるだけ新しいハイエースを乗り出し価格200万円以内で手に入れるのがコスパ的にも2重丸なのは言うまでもない。というか、僕がそうしたかった。

ハイエースの高年式&低走行車だと、余裕で300万超え(スーパーGL)するので、家庭内稟議がおりません。

貨物車は座席が硬いと評判は悪いが、僕みたいな雑な人間にとっては、へたりづらい最高の相棒とも言える。

普通乗用車に比べ圧倒的に安い維持費を考えると、自家用貨物車という選択肢は捨てたらだめだと思う。車は働かせてなんぼなので、僕のように安い維持費で大きい車が欲しい場合には1年車検の4ナンバー小型貨物もわりとおすすめ。

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