DIYでブロックの基礎を作ってみた!のんびりゴミステーションづくり

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土に石が多いからフルイをかけて取り除いているんだけど、その石の捨て場所に困りゴミステーションの基礎を作りがてら捨て場所を確保してみる。

ちなみに僕が住む地域では凍結深度600mm(60cm)だから、地面の下を60cm以上掘って基礎を作るのが1番間違いない方法だったりする。実際には40~50cmでもだいじょうぶなんだけどねw

 

きょうはブロックを積むための基礎づくりをサクッとやってみました。僕はその昔ブロック屋さんにお手伝いに行ってたこともあり、いまは無くなりつつあるブロック関係の知識も少しだけあるんですよ。

それではブロック基礎をつくっていくよ!

ちなみにブロック塀のブロックは正式には「コンクリートブロック」なんで忘れないで!

 

コンクリートブロックは1本200円前後で販売されているので、型枠などの材料費や手間を考えると、ブロックでちゃちゃっと済ませたほうがコスパ的にも優秀なんだよね。ブロックを積んだ後にタイル張りにしてもいいし、ブロックの無骨さをそのまま愛でるもよし。

物置の基礎にもできるから、ブロック積みは覚えておいてそんはないとおもいますよ!

 

写真は撮ってないけど穴掘りからw

 

写真は撮り忘れたけどまずは穴掘りからやりますw

 

が、そのまえに必要なモノたちを紹介!!

今回僕がやったのは既存の擁壁と駐車場の基礎に固定する方法。

準備した資材はこれだけ

  • 差筋アンカー
  • D10の鉄筋(Dは太さを表している)
  • 結束線(鉄筋をしばる針金のようなもの)
  • ジャリコン(セメントと砂利が混ざったもの)

この中でも差筋アンカーは大きなホームセンターなんかじゃないと売ってないこともあったりする。値段はD10(太さ10mm)のもので50~60円程度で販売されてると思います。

鉄筋をしばる結束線がなければ、細めの針金でも代用はできるから覚えておいて欲しい。

 

工具類は持っていたものを物置から引っ張り出しておく

  • レーザーレベル
  • 小型ハンマードリル
  • ハッカー(鉄筋をしばる工具)
  • フネ(コンクリートを練る箱)
  • クワ(コンクリートを練るためにあったほうが便利)
  • スコップ(僕は外に放置してるのでオールステンレスのやつ)

だいたいこれだけ準備してあれば足りないものはないと思う。

僕が使っているのは日立のロータリーハンマードリルで、ドリルにもハンマードリルにもなるし、ハツリ作業(コンクリートなどを壊す)もできちゃう1台3役のすごいやつ。木造の土台にアンカー穴を開けられるほどパワーがあるので、コレ1台でドリルも必要なくなる。

木工ドリルとして使うならドリルチャックも必要になるけどね。

結束ハッカーが無くても5寸釘などで代用可ですけど、大量にしばるようなら買っておいたほうがいいですね。本職さん用のだと1万円くらいしちゃうから、DIYで使うなら1500円くらいのでオッケーです。

レーザーレベルも水盛管や水平器でも代用できるけど、ひとりでDIY作業するなら断然レーザーが楽ですねー。このセットは三脚とレーザー受光器がついて65,000円くらいなんですが、これより安いやつだと正直なとこ精度が少し心配ですね。

フネやクワ、スコップなんかはDIYerであれば常備しておきたいところ。

 

僕の住む北海道では地面が凍ってしまうため、凍結深度っていうのがあるんだよね。関東から南ならたいして問題にならないけど、北海道だと地面が凍りついて地面が膨張して、せっかく埋めたブロックが押されたり突き上げられたりしてしまう。

僕は道南なんで凍結深度は「600mm」だから、基本は60cm掘りたいところ。

だけど凍結深度は家の基礎の基準だから、実際にはそこまで掘らなくてもだいじょぶだったりします。

 

今回はコンクリートブロックを1本半くらい埋める予定で穴を掘るので、ちょっと計算してみる。

  • コンクリートブロックの高さ=20cm
  • 基礎の厚さ=今回は10cm
  • 床ならしの砕石=今回は5cm

ブロック1本半なので「30cm+10cm+5cm=45cm」の穴を筋掘りしていく予定。

 

掘る場所の石も多いので、ついでにフルイをかけて取り除いた石を砕石代わりに敷き詰めていきました。

もし同じように庭土から石を取り除きたい場合は、僕の書いた日記を読んでみてくださいw

庭に石が多いのに畑を作りたいからフルイをかけていたら壊れますた。
やっちまいやした!先ほどはてなに投稿した後にお庭にて土の山を篩にかけていた所破けて昨日をはたさなくなった(ご臨終)また新しい篩いを発注しなければ。 と思ったんですが、とりあえずのところは修理してしばらく使うことにしましたw安いものでは...

 

掘り終えたら目的の高さにふるった石を敷き詰め、タンパーがなければ角材などで転圧(上から叩きつけて石を締める)しておこう。

今回ブロックを積む場所の高さは駐車場と同じ高さを目標にしているので、その場所の高さから逆算して穴を掘っています。

 

穴の底を水平にしなくちゃダメだから、レーザーレベルなんかを持っているといいんだけど、正直たかですよねwかと言って水平器では精度が不安で…w

昔ながらの方法で「水盛管」というのがあり、これは精度がバツグンにいいんですよ。

 

水盛管の使い方には少しコツがあって、水を入れる管に気泡を入れないこと。たったこれだけで正確な水平を取ることができるんだよね。

いまは電子水盛管でいうのがあって、水平をひとりでとることもできる。

使い方は説明書を読めばわかるレベルだから、とにかくホースに気泡を入れないことだけ考えておけば、水平器なんかよりもかなり正確な水平を出すことができるようになりますよー!

 

穴の準備ができたら鉄筋を組んでいく

 

穴掘りと床づくりが終了したら、次はいよいよ憧れ?の配筋作業 で す よ !

まずは既存の擁壁と駐車場の基礎部分にハンマードリルで穴を開けていきます。

DIYでよく使われているのは「振動ドリル」というものですが、僕は断然ハンマードリルをおすすめします。理由は単純明快で、差筋アンカーを挿すために通常は14.5mmの穴が必要で、それだけ太いと振動ドリルだと日が暮れてしまうからw

僕と同じように小型のハンマードリルを買ったのなら、軸(シャンク)は6角じゃなくSDSなので買うならSDSプラスタイプ(SDSシャンクよりも小型のもの)のものを買うように。シャンクには種類があるので購入する時は気をつけてください。

小型のハンマードリルがあると、木材に穴をあけるためにも便利なので、よくDIYをするかたは持っておいて損はないかも。

ハンマードリルで穴を開けたら、その穴に差し筋アンカーを叩き込んでください。

差筋アンカーを入れたらハッカーを使い、結束線で鉄筋を縛りあげてしまいましょう。

 

次に縦筋だけど、本当は鉄筋曲げを使ってL字にしたいところだけど、今回はブロック塀を作るわけじゃないから地面に差し込んでコンクリートと密着させる方法にしようと思う。

鉄筋をしばるときは強度が出る計算があって、「40D」つまり鉄筋の太さの40倍で鉄筋同士がかぶるように配筋しておくというもの。こうすることで鉄筋同士を溶接(本職の用語では圧着)しなくても強度がでます。

 

鉄筋のかぶりを計算してみる

D10(10mmの鉄筋)×40=400mm(40cm)となり、これだけの距離を重複させることで溶接などをしなくても強度はでる。D10のDとは異形鉄筋のことで、写真のようにゴツゴツした鉄筋のことを指します。

 

鉄筋の長すぎたりして切りたいときには、

鉄筋カッターと呼ばれる工具を使いますが、サンダー(ディスクグラインダー)を使い半分くらい切れ目を入れ、クイッと折り曲げればわりと簡単に切断できるんだよね。切れ目を入れるときには普通の砥石じゃなくて、金属用のカッターディスクを使うと楽ですよ!

横筋はコンクリートの厚さ10cmなら、シングル配筋で真ん中よりも少し地面寄りで問題ないです。横筋は石などで少し浮かせてあげるだけでも、コンクリートの強度はだいぶ変わってくるんだよね。

とにかく鉄筋は錆びちゃうから、アルカリ性のコンクリートの中に入れてサビさせないようにしないとだめ。

 

鉄筋は鉄だから錆びちゃいそうだけど、コンクリートがアルカリ性だから適切な配筋をしておけば、鉄筋が錆びることはないです。

50年くらいならw

ここにも基準があって、建築基準法なんかだとコンクリートの表面から3cm以上中にあれば、コンクリートの風化による鉄筋のサビは50年くらいだいじょうぶなようになっている。

 

鉄筋をつけたらコンクリートを打っていく

鉄筋を組み準備がととのったらコンクリートを打っていくよ!

基礎を作る時は最初は大雑把に、仕上げに近づくにつれ精度を上げるようにしてくんだよね。だから穴掘りの段階では大体の高さに、砂利を入れる段階で少しだけ精度を上げ、1~2cmくらいの誤差になるようにしておく。

コレをコンクリートの段階で5~10mmくらいの精度にしつつ、ブロックをつむ段階で数ミリの誤差におさまるようにしていく。

 

高さを出すために「やりかた」という木で作った基準を作るのが正式な作法なんだけど、今回はめんどうなので鉄筋に高さを出し、そこを目標にコンクリートをうつ。

ブロックをつむから縦筋の両サイドだけは出っ張りがないようにしておくのもポイント。

まずは材料をフネに入れたらクワで寄せて水を入れる。

はじめてだと水を入れすぎちゃうから「ちょっとボソボソするかな?」くらいで様子をみるのが吉ですよ!端から水を入れつつ少しづつねっていく感じ。

コンクリートは水に反応して固まるけど、ゆるゆるになってしまうと強度が落ちるから、クワですくって落ちない程度のかたさがちょうどいいんです。

練あがったらクワを使いどんどん入れならしいくけど、この時に穴掘りで使ったレーザーレベルが大活躍。

レーザーレベルを使い水平を確認しながらならしていく。ヤリカタと水糸のほうが楽なんだけど、ブロック基礎だしそこまで気を使うこともないかな?

水平器でもいいんだけど、狭い場所での水平器は使いづらいからあまりオススメはできませんw

 

今回はココまで、お疲れさまでしたw次回「ブロック積み(前編)は以下に追記します。

ブロックを積んでみた(前編)とブロック積みに必要な知識でお送りします
前回ブロックの基礎を作ったので、今回はブロックの積み方をやっていきます。ブロックも家と同じで下の方から徐々に精度を上げ、最終的に水平が出るようにしてあげるのが正解。 とくに今回つむのは地面の下に入ってしまう部分なんで、わりと雑...

 

今回使った電動工具

 

電動工具は持ってると便利なんだけど、お小遣いで揃えるには高すぎるw

僕がおすすめする買う順番的なのは、アナログ的な作業だと時間がかかる部分を短縮できるかどうか。今回の作業では「コンクリートの穴あけ」と「水平出し」がポイントですね。

 

穴あけに使用したのは日立「DH24PF3ロータリーハンマードリル」

振動ドリルではアンカー用の穴あけはしんどすぎる。かといって大型のハンマードリルでは重さと大きさで個人のDIYレベルでは宝の持ち腐れ。

 

そこでおすすめしたいのが、

小型ロータリーハンマードリルです!

ロータリーハンマードリルはその名の通り、ハツリハンマーにもハンマードリルにも、普通のドリルとしても使える。大工さんが土台などに穴を開けるドリル並みに強力だから、日曜大工なんかでも活躍間違いなし。

1台3役なドリルだから電動工具の中でもそうとうコスパが良いのは言うまでもないかとw

 

DIY用のロータリーハンマードリルもあるけど、DIYのやつは2モード(ドリルとハンマードリル)しかないから、コンクリートや石をはつる作業は出来ない。少し高いけどプロ用の3モード切替(ハツリ・ドリル・ハンマードリル)がついたやつが良いと思う。

ハンマードリルのサイズだけど、ハツリ作業もやるのであれば、僕と同じコンクリートの穴あけ能力24mmのもので十分です。これより小さいものだと3モードじゃなく2モードが多いので、やはり少し大きめのロータリーハンマードリルがおすすめ。

 

メーカーよりも3モード切替がついているか?というのが購入のポイントですよ!

水平出しにはTAJIMA「ZERO-KY」の受光器と三脚セット

レーザーレベルは他に替えが効かない道具のひとつで、僕が買うときの基準は「水平と大矩(90度)、地墨(真下の点)、直上」がわかるかどうか。通りまで見られれば完璧なんだけど、そこは水糸でもなんとかなるから、最低限の機能+価格で見ていたりする。

レーザー光にも赤と緑があって、屋外だと緑のほうが見やすいみたい。

レッドレーザーでも受光器があれば屋外でもよゆうですけどね。

 

最近だと中国勢から安価なレーザーレベルも出てるから、どんな精度なのか確認してみたいところ。

レビューなんかも悪くないから意外とイケるのかも。

中華レーザーレベルに興味があるなら、BanggoodAliExpressで買えば本国価格で買えますよ!amazonや楽天なんかだと高めの価格設定がされてるみたい。

AliExpress.com Product – Original 2019 New Arrival DEKO DKLL501 Self-leveling 5 Line 6 Points Horizontal&Vertical Green Laser Level 360 Degree Adjustment

画像を見ると意外としっかりしてそうなんですよね。

amazonでも売ってるけど少し高くなってる。

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